おおきなかぶ を読んで

毎晩寝る前に2冊の絵本タイム、少し小さいときにお気に入りだった本達も、また違った楽しみ方をしている今日この頃。
理解力がついてきて、色んなことを疑問に思うらしい。
今日は「おおきなかぶ」を読んでいたら。


これがおじいさんのお家でしょう?このお隣のは誰のかなぁ?
   誰が住んでるんだろうね〜?
おじいさん、なんでお手手、こうやってるの?
   やったーっ、大きなかぶになったー!って喜んでるんじゃない?
あれっ、こうかな?(とやってみる)
  うーん、こうじゃない?つめが見えてるから指はにぎってるみたいよ。
おじいさん、ちょっと怖い。
  なんで?
お目目とお鼻とひげがね、怖いの。
  そっかー、お目目もお鼻も大きいものね。おひげがもじゃもじゃだものね。
おばあさんも怖いなぁ。鼻が大きいから。
  ふーん、そうなんだー
なんでここ(おじいさんの洋服)ひっぱってるの?お腹につかまった方がいいんじゃない?
  そうだねぇ、お腹にこうやってつかまった方が力でるよねぇ。
じゃぁ、なんで?
  なんでだろうねー
あ、孫は怖くないよ。
  そうねー
このお家がおじいさんで、このお家がおばあさんかなぁ?じゃぁ孫はどのお家なんだろう?
  おじいさんとおばあさんは同じお家なんじゃない?
なんでー?
  しょうくんのおじいちゃんとおばあちゃん(ゆうとのひいじいちゃん&ばあちゃんをこう呼んでいる)も一緒に住んでるでしょー。
そっか、そっかー。このお家はおじいさんとおばあさんの家なんだね。こっちは孫。
  ふーん、そっかー。
犬のこれは何?
  こうやって足を揃えて踏ん張ってるんだよ。これは足。
それでお口でひっぱってるね。
  そうねー
ねこはしっぽを引っ張ってるね。
  ほんとだー。
あれっ、なんでねずみがこっち(かぶの上)にいるの?
  かぶが抜けた後なんだよ。抜けた、うれしいな、ってみんなで喜んでいるところ。
ふーん、そっかー。おじいさん、かぶの葉っぱ、踏んじゃってるよ。
  踏んでるわけじゃないんだよ。向こう側に立ってるんだよ。ちょっと難しいかな。
うん、難しい。
  はい、じゃあ、これでおしまい。


本を読みはじめたけど、ほとんど聞いていないので、私も読んでいない(笑)
話を聞いていると、彼の思考がどうなっているのかがよくわかって興味深い。いやー、おもしろいなぁ。



対象年齢3歳からとなっている本でも、3歳のユウトが全てわかるような絵の絵本は少ない。
たとえば、奥行きがある絵は理解するのがまだ無理みたい。
かぶの葉っぱの向こう側におじいさんとおばあさんがいたんだけど、それが葉っぱの上にいるように見えてしまうみたいだ。
大好きな「海へ行くピンポンバス」でも、道に停まっているトラックの向こう側を人が歩いている絵が「トラックの上に人が乗ってる」となってしまう。


あと、見開きのページの左右で場面が違うと、「なんで二人もいるの?」と聞いてくる。
こっちをした後に、こっちなんだよ、と半分ずつ見せて何回も説明しているけど、やっぱり理解できないみたい。


「ぴょーん」の飛び上がったあとや「バスがきました」のバスの後ろにある =3 の絵とかも「これ何?」
確かに。実際にはっきり見えるものじゃないものね。
大人のように「これは残像、軌跡、通った後の印」と考えている前提がないんだよな。


これらをいつ理解するのか、というのもまた興味深いです。